大切な家族の一員である犬と暮らすマイホームをつくる際は、犬が楽しく快適に過ごせるような間取りを採用したいと考える人は少なくありません。今回は、犬と暮らす理想の注文住宅を建てるポイントや注意点について詳しく解説します。犬と暮らすマイホームを建設予定の人は、ぜひ参考にしてください。
犬が喜ぶ家づくりのポイント
犬と暮らす家を立てる際は、犬がストレスを溜めずに快適に過ごせるためのポイント・注意点を押さえておくことが重要です。ここでは、犬が喜ぶ家づくりのポイントについて詳しく解説します。
犬が落ち着けるスペースを設ける
犬は天井が低く薄暗い空間を好みます。落ち着ける空間を確保するため穴ぐらのようなスペースを設ければ、ストレスを溜めずにリラックスして過ごせるでしょう。
ポイントとして、犬は家族のそばで過ごすことを好む寂しがりやな一面もあるため、穴ぐらスペースを作る際は家族の気配を感じられるリビング近くを選択しましょう。
運動量を確保できる造りを採用する
柱などの障害物が多すぎると、犬が自由に動きにくくなります。とくに若い犬は健康維持のために適度な運動が不可欠であり、動きにくい間取りでは運動不足におちいってしまうこともあるでしょう。
ある程度の運動量を確保できる動線を意識するとともに、足を引っ掛けて転ばないようコンセント位置なども工夫するのがおすすめです。
ストレス解消のための工夫をする
毎日の散歩で外での運動量を確保するのが難しい場合には、庭や屋上に遊べるスペースを作るとストレス発散につながります。ドッグランスペースを確保するなどして、ストレスを溜めずに楽しく過ごせるよう工夫しましょう。
滑りにくい床材を選択する
足元が滑りやすいとケガの原因となるほか、足に負担がかかって痛めてしまう可能性もあります。滑りにくい床材を選び、スムーズに動き回れる環境を整えましょう。
危険な場所に入れないようにする
犬の安全を守るために、外につながる玄関や庭、火元のキッチンなどの危険な場所には入らないようにしましょう。専用のフェンスを設置するのがおすすめです。
犬と暮らす家のおすすめな間取りとは
ここまで犬が喜ぶ間取りについて紹介しましたが、実際に間取りにどのように取り入れるべきか悩む人も多いでしょう。ここでは、犬と暮らす家のおすすめ間取り例を紹介します。
庭にドッグランスペースを設置した家
犬は室内のみで過ごしているとストレスを溜めてしまいます。庭の面積をある程度確保できる場合は、ドッグランスペースを作ってあげましょう。飛び出し防止のフェンスを設置する際は、隙間が小さいフェンスを採用するのが無難です。
広いテラスを活用した家
テラスへつながる出入り口を複数設けることで、テラスを通してさまざまな部屋へ行き来できる間取りです。犬はもちろん家族も手軽に外の空気を楽しめ、お互いにリフレッシュして過ごせます。
犬と暮らす家づくりの注意点
犬と暮らす家を作る際は、いくつかの注意点を押さえておくことも重要です。犬はもちろん人間もストレスを溜めずに過ごすため、先輩飼い主たちの家づくりの失敗例を把握しておきましょう。ここでは、犬と暮らす家づくりの注意点について詳しく解説します。
メンテナンス性に優れた素材を採用する
犬と室内で暮らしていると、床や壁がキズだらけになってしまうことも少なくありません。いくら犬との快適な暮らしを優先したいと願って家づくりに取り組んでいても、建てたばかりの新築の家がすぐにキズだらけになってしまうのは残念な上、キズや劣化を修復しようと考えると、その分メンテナンス費用もかかります。
コルクマットなどのメンテナンス性に優れたアイテムを採用すれば、キズついた部分だけを手軽に取り替えられるのです。近年ではペットと暮らすことを想定した専用の壁紙なども豊富にラインナップされているため、メンテナンスの手間を省いて犬も家族も快適に過ごせるよう工夫しましょう。
臭い対策を取り入れる
室内でペットを飼っている人の多くは、臭い対策に頭を悩ませています。家族で過ごすだけなら問題ない臭いも、来客があると気になってしまうというケースは少なくないでしょう。犬の臭い対策には、24時間換気システムを取り入れるのが有効です。また、脱臭効果を備えた壁紙などを採用するのもよいでしょう。
通行人が視界に入らないよう工夫する
犬は知らない人に吠える番犬としても優秀な面がある一方、人が通るたびに吠えていると近所迷惑になってしまう恐れもあります。ドッグスペースを設置する際は、家族の気配を感じられ、かつ道路側があえて死角となるような場所を選択すると安心です。
まとめ
今回は、犬と暮らす家をつくる際のポイントやおすすめの間取りのほか、家づくりの際の注意点について詳しく解説しました。犬と暮らす家の間取りを考える際は、犬が動きやすい動線で運動量を確保してあげることや、ストレス解消のためにドッグランスペースなどを確保してあげること、危険な場所に立ち入らないようにするための柵を取り入れることなどを心がけましょう。
ただし、キズや劣化が目立ちやすくなるためメンテナンス性に優れた素材を採用する・24時間換気システムの導入によって臭い対策にも力を入れるなど、犬だけでなくともに暮らす家族がストレスを感じずに過ごすための工夫も必要です。
-
引用元：https://www.cleverlyhome.jp/tachikawa
